8月25日(日)、所属する(公)大阪府鍼灸マッサージ師会が開催する、今年度2度目の生涯学習へ行ってきました。
今回はNHK「ためしてガッテン」などに出演され、大反響のあった東京大学医学部付属病院の粕谷大智先生による「東京大学医学部付属病院 リハビリテーション部 鍼灸部門の臨床最前線 腰部脊柱管狭窄症と顔面神経麻痺の病態と効果を導き出す鍼灸治療の実際」というテーマの講習でした。
常に最先端の施術をされてる粕谷先生の座学と実技での講習は、症状やメカニズム、種類や鑑別方法、西洋医学での治療法と鍼灸治療の方法と効果を論文や臨床結果の科学的根拠などを交えながらわかりやすい説明で、非常に有意義で貴重な講義でした。
大学病院の治療として取り入れられてる鍼灸には、エビデンスがきっちりあり、腰椎脊柱管狭窄症への鍼灸アプローチで、電気鍼施術で解剖学的にどこの筋肉や神経に刺鍼しなければならないか、また灸施術がしびれにかなり有効であることや、顔面神経麻痺の施術で、顔面部への通電施術は表情筋と骨格筋の性質が違うことから禁忌であることを根拠のある説明、実技でも見せて頂き、やはり美容鍼灸での鍼通電も逆効果であることがはっきりとわかりました。
医療は日進月歩で進化し、鍼灸もまたしかりで、昔習ったことや、今まで言われていたことはどんどん変わっていきます。
最新の治療を実感、知識にできるということはこういった講習会に積極的に参加することが大切なんだと毎回思います。
これからの施術に活かしていこうと思います。
次回の生涯学習は10月。
今回、エビデンスを出すのに必要と痛感した解剖学、生理学の見直しと、次回の講義の予習、今回の講習の復習をしてまた参加したいと思います。
ありがとうございました。