油は体に良くないといますが、最近ではいろいろな油を見かけるようになり、ブームになっていますよね。

　本当にあまり摂らないほうがいいのでしょうか？

　私たちの生命維持に脂質は欠かせません。

造血、体温維持、肌や髪の潤い、心臓を動かす等。

特に脳の約６５％は脂質でできています。

その脂質の源が油脂で大事な栄養素です。

　しかし、必要以上に脂質を摂取したり、運動不足になると、体内に脂質が蓄積され肥満の原因となり、あらゆる生活習慣病を引き起こしてしまいます。

それが体に良くないと言われる理由なのですが、最近になって油の種類によって性質も違うことがわかりました。

　その中で油ブームの主役になっているのが亜麻仁油やえごま油などのオメガ３。

オメガ３の油に含まれるα-リノレン酸（脂質の主な構成成分である脂肪酸の一種）が体内で代謝されEPAやDHAになり、脳の活性に役立ったり、中性脂肪を下げる作用などがあることからブームとなったのでしょう。

　しかし、オメガ３の油もほかの油と同じように高カロリーで、1ℊ当たり９kcal。必要以上に摂取すると体脂肪になるのはほかの油と同じです。

　やはり摂りすぎには注意しましょう。